未舗装ノスタルジア

  • 2008/11/29(土) 16:33:58

空虚の海に浮かぶ磁気嵐の孤島で、花が咲くことは適いません。私の手に触れてみて下さい。
朽ちゆく季節の中へ

 小学生の頃はずっと、死ぬことばかり考えていた。
憧れていた、と言ってもいい。
布団の中では専らそのことばかりを考えていた。
自分の置かれている環境から、何もかも放り出して逃げたかった。
家族に優しくされたかった。
甘美な死への逃避以外の時間は空想に溺れていた。
毎日せっせと築き上げる幻想の箱庭世界で、人形のような登場人物たちが寸劇を繰り広げる。

 それが僕の幼少時代の全てだった。
僕はおそらく、他の人間を人間として認識できていなかった。
だから他人を避けた。一人きりでいたかった。
しかし同時にそれがたまらなく寂しく、僕は必死に他人と関わり合おうとも努めた。
けれど、誰一人として僕を孤独感の沼から掬い上げてくれる者はいなかった。

 僕は非常に受動的で、自ら行動することをひどく恐れていた。
一日中家の中や近所で、無為に過ごしていることが幸福だった。
僕は僕以外の全てのものに脅威を感じて、決して手を伸ばさなかった。

 僕には二人の兄がいて、一番上の兄とは一度もまともに話したことがない。
二番目の兄とは一緒にいる時間が長かったように思う。
しかし年の近い兄は、いつも僕に支配的で高圧的な態度だった。
それが嫌で嫌で仕方がなかった。
家の中で一人で、兄からされたひどいことを何度も思い返しては悔し涙をこぼしていた。
兄も家族も誰もいないところへ、こっそりと消えていなくなりたいと思うことが多かった。
そこから、幻想と死への憧憬がつながり、僕の逃避と空想の生活を作った。
しかし兄のことは好きだった。
僕は兄を通して現実の世界を見ていた。
僕の持ち物は恐怖感と幻想だけだったので、兄の真っ当な目が欲しかった。
なので、どれほど絶望しても、どれほど思いつめても、自分の体を傷つけることはしなかった。
自分は死を決断する勇気もないと悲観していたけれど、本当は、
本当はただ、上手くいかない現状を変えたかっただけだったように思う。

 しかし、僕は何もしなかった。
ただ耐えるだけの暮らしをずっと続けた。
僕は人として決定的に欠ける部分があり、自分を価値の無い人間と思っていた。
諦めていた。
自分には現実的な能力など皆無で、何かを望むことも無意味だと感じていた。
だから何もしなかったのだと思う。
ただ苦痛や絶望感から逃げ続けるだけの日々を、ずっと送ってきた。

 やがて中学校を経て高校へあがると、僕は自分の将来について決めなければならなくなった。
しかし僕は将来像を思い描けなかった。
やりたくないことは山ほど思いつくが、やりたいことは何も無かった。
ただ漠然と、家族から離れ、独立して生活することだけを望んでいた。
高校卒業を待たず、僕が望んだ生活はできるようになったと思う。
家族はすでにそれぞれの望み通りの暮らしをして、バラバラになっていた。
僕はむしろ取り残されていた。
でも、それが良かった。少なくとも当時は満足していた。
誰からも干渉されることのない、僕だけの世界があった。
今までの間、僕はその環境で他に大きな望みを全く持たなかった。

 希望通りの生活だった。
一人で起きて、仕事に行って帰って食事を食べて風呂に入り寝る。
炊事も洗濯も掃除も最低限やった。
穴の開いた靴下や取れたボタンを裁縫した。
余った時間でゲームをやり、漫画を読み、映画を見た。
休みの日はお気に入りの音楽をかけながら、一日中ネットをブラブラしていた。
ちょこちょこと創作をするようにもなった。

 特に変化もなく、似たような日常が繰り返される。
仕事場で少しする以外、他人と全く会話しない暮らし。
それが僕にとっては居心地が良かった。
会話による意思疎通は、僕を疲れさせるだけで得るものなどないように思えた。
もともとニュースか教養番組くらいしか見てなかったテレビも、やがて見なくなっていった。
世の中の動きを知る必要もなかった。
会話の種を得る必要もなかった。
ただ自分の興味が向くところだけ、覗いてみる。
その生活に何の疑問も持たなかった。

 僕はまるで死人のように生きてきた。
おそらく幼少の頃に望んだ姿だろうと思う。
今はもう少し、他の人間みたいな生き方がしたいと望んでいる。
けれど、今までの生活でずっと繰り返してきたことから抜けられずにいる。
まだ眠り深く、目は閉じたまま。
昼の街におびえ、夜の森に安堵する自分のままでもいいだろう。
しかしすでに追い詰められている。

運営になりました。

  • 2008/11/25(火) 11:36:14

特技は寝ることです。1日12時間以上寝ても全く大丈夫です。不思議な生き物だ。
ぐーぐーグースカ

 紆余曲折あって、グースカ@同人担当という事で新都社の運営になりました。
公人としての仕事もあると思うので、ニーテルブログにも登録しました。
同人誌関係の相談などありましたら、お気軽にコメントかメールフォームをお使い下さい。

「学が運営だなんて信用できねぇ! ふざけんな!」と思われた方、大丈夫です。
グースカは結構真面目なやつです。中の人は一緒ですが、スタンスが全く違いますので。
さすがに自分もけっこういいトシこいてるので、TPOをわきまえて発言すると思います。

「運営とかそういうのはいいから漫画の続き描けよバカ!」と思われた方、すみません。
もうちょっとだけ待って下さい。私生活を優先させてます。
描けるようになったら「もうやめて!」ってくらい描きまくります。

光合成の日

  • 2008/11/20(木) 09:46:32

久しぶりに携帯で写真撮ってみたけれど、サイズが小さい・・・
静かな森の池

 北海道のいいところは何も無い事で、何も無いが故に昔からずっと変わらないものがある。
僕はそれが好きだ。
小鳥たちの歌や木立を縫う風の音、森の匂いにはたまらなく心を締め付けられるものがある。
それが誰のものでもなく、ただ僕にだけ作用する引力になる。
意思や人格を持たず、存在しているだけという森の世界において、
僕はかすかに受け入れられているような安堵感を得られる。
 そこは何も拒否せず、生まれるがままの状態を保っていた。
葉を落とし裸になった木々のうちに、鳥の巣を見つけた。
落ち葉に絡まった蛙がいた。
澄んだ沢の中に小さな魚も見た。
帰り道、雨上がりの路上にはたくさんのミミズが這っていた。
 あるがままでいる事に、苦しむべくもない。
人の世において空腹や痛みは止まないけれど、それでもこの森を手本としよう。
僕はまだ息を続けているのだから。



ゲルゲル

少年ゲルニカ/東雲偲様
 このタイトルセンスには嫉妬を禁じえない・・・! ワクワク感が異常!
内容的にはまだ始まったばかりなので何とも言えない部分が多いのですが、
ロリロリした絵柄で登場人物が全員キュートで、それでえっちな展開とか
猟奇な展開とか出てくるのかと思うと期待しないわけにはいきません。
作者様の描くストレートで男性的なエロ絵も好きです。
新都社では意外とそういう人がいなかったので、その面においても期待しています。
とてもいい人材が新都社にいらっしゃったじゃないですか・・・!!

その小部屋から出ろ

  • 2008/11/14(金) 12:30:44

凍える世界で、熱を奪われ続けている。ただずっと、震えていた。怖いのか。
凍てつく気温

 昼の11時とか午後1時に眠りに就こうが、朝6時とか7時とかに寝ようが
起きるのは決まったように夜7時。なんだそりゃ。
そんな生活が今週ずっと続いてる。ダメ過ぎる。
ろくにメシも食わず、寒いからトイレにもあんまり行かず、タオルケットにくるまって
ずっとPCの前に座ってる。同じ姿勢で尻や足が痛くなろうが、まるで関係ない。
それよりストーブを点けても15度くらいにしかならい室温の方がキツい。震えが止まらない。
 僕の体は一体どうしてしまったのだろう。まるでどこか壊れてしまったかのように
それを苦ともせず、無為の日々を過ごしていた。ニコニコおもすれぇ。まとめブログ楽しい。
てか夜中にしか活動できない生活サイクルなんて終わってる。何もやる気がしない。
 ああ、しかしながらやるべき事は山積している。ほんともう逃げられない。
体力はガタ落ちの一途を辿っているけれど、気力はほどほどに湧いてきている。やろう。
まず雪が降る前に車のタイヤ交換と車検。来週の月曜からずっと雪らしい。
なんてこった、もう世界が真っ白になる季節なのかよ。こないだまで夏だったはずじゃん。
このロマンチック北海道野郎め、雪の世界は静かで澄んでいて大好きなんだからな。
ワクワクしてきたわ。でも自室はヤバい気温になるから外出て暖をとりたいな。
 暖房費節約のためにも外へ出て仕事しよう。バイトでいい、飲み屋かどっかで生活費稼ごう。
で、兄から教えてもらって副業やろう。それを学校の授業料にあてよう。
お金はいくらでも欲しい。余ったお金で遊びに行こう。CDも欲しい。
アジカンの新譜買いたいわ。ロッキンぽいって聞いたらやたら聴きたくなった。
学校選びもしよう。資料請求して体験入学して、恐るべき根暗青春時代へバッカゲイン。
勝手に夢想した夢とか理想とかを現実でボムするために作り笑顔で頑張りましょう。
あうあうあー。

 僕はどう考えてもただのゴミクズですが、でもまぁ社会にはゴミクズが必要なんだよ。
エリート集団だけじゃ世界は完成しないんだよ。落伍者と諦観者と障害者は不滅なんだよ。
自分は幸福になんてなりたかねーよ。おっかねぇ。
常に不幸で貧困でいればいい。もう慣れたし、別に嫌だとは思わない。
弱虫で臆病者で人から馬鹿にされるような人間のままで結構だ。
同じような負け犬の皆様と一緒に、掃き溜めの底で見果てぬ夢の輝きを描けるじゃないの。
 僕が創作をするのは、絶望が根底にあるからだ。
満たされた生活には、創作なんていう行為は必要ない。僕は僕のために創る。
自慰でも何でもいい、表現は不穏の叫びだ。ヒステリックな金切り声だ。
少なくとも僕にとってはそうだ。他の方法なんてありゃしない。
飢えた状態で空想する、極上の料理だ。飢えていなければ魅力的な料理は創造できない。

 らいらい、漫画の資料漁りの一環として久しぶりにジェンダー関係について少し調べた。
自分にとっての性ってのはどうも普通の男性とは違う気がしてならない。
しかしそれがどのカテゴリに当てはまるのかはまだ分からない。
色々な人の様々な考えを知ったけれど、憧れる人はまだいない。
僕はまだ未成熟なのかもしれない。
 まぁまだ若いし由緒正しいお家柄でもなんでもないし、何より僕はただの野良犬だ。
心の向かうまま適当に生きて相手が男でも女でも好き勝手に振舞えばいいや。
今までと変わらずにさ。
世界はなんてことない。



うおおおおおッ

星に訪ねられて/火炎旋風様
 読者ページで他の人が描かれたFAに触発されて描きました。チーコかわいい。
前半はまったりゆっくりで中々話が進まないけれど、暴力的とも言えるギャグのような
百合とか薔薇とかで頭ガツーンってされた気がする。最近の方もすごかった。
メインと思われる戦闘はストレートにシビれる。やばい。続きが楽しみ。大好き。
 天狐空高く歩まんでファンタジー的な話をやり始めたかと思いきや、
地底の海で悪夢をそのまま描き出したような世界観の話を出してきたりする。
描きたいものを好き勝手に描きまくってる感じに好感が持てる。僕もそうしたい。
かなり短いスパンでどれかが更新されているので、続きが出たらすぐ読んでいます。
ほんともうネットストーキングしてんのかってくらい惚れ込んでる。


 新都社は相変わらず全部読んでないけど、サロマリと人狼が最近の注目株ってところか。
サロマリは明らかに頭ひとつ飛びぬけてる。やばいくらい面白い。構成すげぇ。
僕もこのくらい考えてネーム切れるようになりたい。魅力的なキャラも作れるようになりたい。
 きぼんのBLアンソロも充実してきてる。楽しめる短編が詰まってていい感じだ。
なんかもうそっち系の人気作家オールスターって気がしないでもない。
しかしきぼん作家率はそんなに多くない。
だからここに描いた人はみんなきぼんで連載始めてしまえばいいのに。のに。のに。

冬の足音

  • 2008/11/07(金) 18:35:52

青空の檻を読んだらベタを使いまくりたくなってやった。時間かかった。
ほんとこういうの大好きだわ

メンヘラヘラ子/藤山芸者様
 上の絵は同居人のナスティ・シリアナスキーという下劣な人が描いたそうです。
ほんとにシリアナスキーはどうしようもない奴で、こういう絵ばっかり大好きすぎる。
漫画の内容については、勢いこそ至上のギャグがメインで大変面白いです。
主人公のヘラ子がキュートすぎてヤバい。
 コメなどで「1コマだけでも本気のヘラ子を描いて」って内容がいくつかあり、
またシリアナくんも同じ思いを持っていたので本気で描いてみたようです。
まぁすでにヘラ子はあのデフォルメで完成されてると思うのですが。
あと読者ページで誰からも縦書きに言及してもらえず、少し荒んだ目をしていました。

 シリアナスキーくんはなんかBLアンソロにも描いているようですが、
作者の自己満足を主な目的としているそうなので、
読者の人から「遊んでないで連載の続きをしっかり描けよバカ」って罵倒されてしまいそうです。
 FAはコンスタントに描いているのだけれど、理由にはなりませんね。



 ブログのリンクを色々とイジったりして遊んでました。
主に新都社漫画のクラシックなやつを入れておいてます。興味あれば是非。
しかし設置目的が自分のためすぎる気もする。まぁ気に食わなくなったら変えよう。

 そろそろ自動車のタイヤを冬用に交換しないといけない時期です。
雪と氷の世界がそろりそろりと近づいてきている。寒い。寒すぎる。
収入の無いニートなのはヤバいけど、最近ちょっと夜間の専門学校に行こうかなと考えてます。
 とにかく金が必要です。僕はいかにして授業料と毎月の生活費を手にするべきか。
難問だ。