パクチー青春ノンフィクション

  • 2008/07/27(日) 21:55:57

ボールはゴールに置いてくる感覚で。左手は添えるだけ。膝は柔らかくしなやかに。
だむだむテレテレ

 ホテル勤務で一家の家計を支えてる音楽好きな友達のM子さんと、
病気で仕事も恋人も無くして失意の中帰郷してきたM子さんの友人S君と、
仕事がくそ遅くて挫折し続けてるやさぐれシェフの僕、という三人で一日中遊んだ。

 その日は久しぶりにカラッと晴れた日で、夏らしく鮮やかに青空が広がっていた。
僕は友達のM子さんとS君を車に乗せて、苫小牧にある大きな牧場に行ったんだ。
そこではサラブレッドの厩舎があったり牛が放牧されていたりするんだけど、
僕らは一角にあるコートでバスケットボールをやった。試合とかではなく、ただのボール遊び。
三人でパスを回しつつ交互にシュートを打っていく。なかなかゴールが決まらない。
たまに誰かの放ったボールがバスケのゴールネットをくぐると歓声が上がる。
S君はバスケ部だったので動きがそれっぽくて上手い。
自分も何度かシュートを決め、歓喜の声を出す。強い日差しの下で体を動かすので汗だくだ。
終わる頃に、僕はビショビショになっていた。どんだけ汗かきなんだと思った。
休憩でソフトクリームを食べた。
それは濃厚なミルク味で、ミックスされている抹茶の味がかき消されるほど。
抹茶はほのかな香りだけしか認識できないくらい、牛乳の味が強い。けれど美味しい。

 それから、妙にテンションの高いまま地元に戻り、大きな公園の滑り台を滑走したり、
童心に帰ってジャングルジムとかの遊具で遊んだりした。雲悌にぶら下がるだけで腕が死んだ。
バッティングセンターでバットを振り回したりもした。95キロくらいの球速でも球が全然見えない。
M子さんはソフトテニスをやってただけあって、ヒットを結構飛ばしてた。
流石M子先輩だぜと思った。

 その日は地元の河川敷で花火大会があったので、暗くなってから花火を見に行った。
地元のだしショボいのは覚悟していたけれど、意外にも立派で華やかで美しかった。
僕は夜空に瞬く花火を見上げながら、これは一枚絵には出来ないなと思った。
花火の美しさは弾けて燃え尽きるという一連の流れにあると思う。
静止画になる絵ではこの魅力は再現できないだろう。
それにしても、色とりどりに花開いたあとで散るように消えてゆく花火の美しさよ。
夜空いっぱいに広がった火の光の芸術に、何か心の奥で動くものがあった。

 最後に飲み屋街へ繰り出して、多国籍料理屋でタコスチョリソーロールや
タイの焼きビーフンを頂いた。トルティーヤで巻いて食べるタコスは手巻き寿司のよう。
どっちにもパクチーという独特のクセのある香菜が入っており、
進んでそれを食べたのは僕だけだった。郷に入れば郷に従えの精神だ。
その日は家に帰っても、ずっと口の中にパクチーの味が広がっていたが、そんなに悪くない。
食事を終えたのは夜の10時頃だったので、M子さんとS君を家に送って僕も札幌へ帰った。

 僕ら三人は友達だと言えるだろう。
けれど年頃の男女だから、お互いに異性として見る面もあると思う。
僕もM子さんと付き合えたら末永く楽しく暮らせそうでいいなと感じる。
けれど別に、M子さんと付き合いたいから告白しようとは思わない。
友達として接してきた期間が長かったという理由もあるけれど、なんと言うか、
M子さんはとてもいい奴で、家庭の事情もあって金銭面など色々苦労してて、
それに見合う奴と考えると、僕のような人間では全く足りないという結論に至る。
彼女を幸せにできるのは、毎月貯金できるくらい収入のある奴で、
社交性があって彼女の家族とも仲良く出来て、なおかつ運動神経も良ければ言うこともない。
僕はとてもそんな出来た人間じゃない。収支が赤字になってるバカだ。
M子さんは尊敬しているし、頑張っているのも知っているので、友達として大切にしたい人だ。
 だから別に、自分からどうのこうのという気は起きない。それは恐らくS君も一緒だろう。
詳しくは知らないけれど、S君は病気で発作持ちで、人生につまづいた。
現在は無職だけれど、礼儀正しくてユーモアがあって、美味しいお店を知ってる、いい奴だ。
けれど病気の影響でかなりネガティブになってて、
M子さんとは近づきすぎないように距離をとっているように見える。

 なんだかんだ言っても僕らは友達と言うか、利害関係の一致した仲間だ。
思想が似て環境も近く、それぞれ似たような傷をスネに持ってる。
たまに一緒に遊びに行って、少しハメを外して笑い転げられる仲でいるのが一番幸せだろう。
少なくとも今はそう思う。
それが25歳っていう、結構いいトシこいてる僕の青春で、
それは甘くも無く辛くも無い、独特のこってりした風味がするパクチーのような味だ。

 取り残された僕が現在置かれているシビアな状況を変えるのは、他でもない僕自身で、
そいつをどうにかして乗り越えて初めて一人前と呼べるようになるだろう。
それまでは恋愛だとか結婚だとか、僕にリアルに響かないままだ。
欲望は膨らむばかりで、死に物狂いで自分より強い人間に追いすがるしか方法は無い。
明日もっとマシな人間になれるよう、今日を使い尽くそう。

火の赤

  • 2008/07/23(水) 23:36:22

Kornのuntitledを聴きながら描いてたらハマるのなんの。Love And Luxuryいいよ、気が狂う。
Henly The Softy

やわらかヘンリー/恋がしたい様
 なんという個性、なんという薄気味悪さ、なんという想像力、なんという面白さ!
面白すぎて逆に悔しいと思いました。自分もこういうのが描きたいです。
あと女の子が可愛い……ってか表情が豊かで表現も豊かで面白かった。
 それを欲しいままにして支配欲に満たされている時、すでに逆に支配されているんだ。



 自分の漫画は現在2ページ出来てます。なかなか進みません。
だいたいの流れは固まったから、あとは描くだけなんですが。描くのが一番時間かかる。

 最近どうも寝不足で、しかも6時間くらいじゃぜんぜん疲労回復しません。
昔からそういう性質だったような気がする。一日が短かすぎる。
加速し続ける生活には正直言ってついていけねぇ。しかしそれに合わせなきゃ食うに困る。
一体どうすりゃいいんだ。今月の家賃が払えない。

ネイキドバンチ

  • 2008/07/21(月) 19:30:26

何も鎧わず纏わず、裸のままでいられたらいいのに
Naked Bunch

 アジカンの「未だ見ぬ明日」の最初の方ばっかり聴いてます。
やっぱ支持されてるだけあって、聴いてみたらかなり良かった。
脈打つ生命ってタイトルもそうだけど、なんつーか脳みそで考えるより体で感じるような。
そんな、ダイレクトに肉体に響く感じが好きです。今度前のフルアルバムも聴いてみよう。

 バンプのカップリングアルバムも聴きました。一曲目ばっかり聴いてます。
ストーリーテリング・ソングって感じで、かつ感情をはっきり出す歌にやられた。
やっぱ支持されてるだけあって、聴いてみたらry

 ポニョ観てきました! 不思議の波状攻撃ですごく面白かったです。
謎の男とディズニー的な謎の女性が最後まで謎でまさに迷宮入り事件でした。
話の本筋はよく分からない感じだったけれど、世界観や雰囲気はとてつもなく良かったです。
水没した街の上を船で進んでいくっていう情景が素晴らしいです。
道路の上をでかい古代魚が泳いでいくシーンは震えました。
最初の方のクラゲの群れも美しかったです。お花みたいな模様が綺麗だよ。
あとやっぱパヤオのロリコンぶりとお婆さん好きには敵わないと思いました。

DANCE upon a time in the EAST

  • 2008/07/19(土) 01:25:26

血が踊る瞬間を幸福と言うなら、髪を振り乱して命を脈動させろ
Dance Upon A Time In The East

 指が上手く描けないです。骨格や筋肉・脂肪のつき具合を意識しよう。
人体解剖図とかルーミス先生とか見る気はしないけど。だって僕の体があるじゃないか。

 よーやく卒業漫画の続きを描きはじめました。初動が遅すぎる……。
これからコツコツ描いていって、そのうち更新しようと思います。

うつコミモン

 編集部でコミックモンスタースレというものがあって、そこで色々妄想して描きました。
萌えっ娘もんすたぁ超いいよ! という執念を込めているのがよく分かるような気がします。
特徴とか技とか考えるのが楽しかった!

ドンビリーダハイ

  • 2008/07/15(火) 00:00:28

ずっとやってると、自分が何を描いているのか分からなくなってくる。
キラチュンりこ

 ダリアが終わったらキラーチューンってタイトルの漫画をきぼんでやりたいと思ってまして、
その主人公は悠里からインスパイヤしててまさにそんな感じしかイメージできなかったんですが、
色々考えてこんな風になりました。
 モチーフはクラゲで、それにカマドウマの触覚をプラスしました。キャラデザとかほんと死ぬ。

 しーな先生のねとらじで興味がわいたので、平沢進の「夢の島思念公園」を聴きまくってた。
最初はなんか生理的な嫌悪感のするような印象だったのですが、メロディは素直に美しく壮大で
僕の脳みそを直接レイプされるような衝撃を受けました。ヤバいです。
 今回のブログの日本語がおかしいのは、ひとえにこの歌の影響に相違ありません。

 今日はベニーKのサンライズをリピート再生しつつ部屋の掃除をしてました。
マイペットつけた雑巾で磨いたら、洗濯機とか冷蔵庫とかの白モノ家電が新品のように輝いた。
普段あんまり手をかけてなくてごめんよと思いつつ、愛の告白をするようにキレイにしてやった。
ピカピカにしてやってスッキリして、妙な満足感を味わいました。



◆今日の新都社漫画

 サロンドマリへようこそ/ムラトマ様
 作話がやばくてすごく面白いです。内容的には「きぼんに移って欲しい!」と思うような
少女漫画っぽい感じです。しかし作者の人はたぶん漫画慣れしてるだろうなぁというか、
演出や話の運びが上手くてどんどん引き込まれていく感じでとにかく楽しいです。
各話の最後に必ずいいヒキを作ってるのが最高です。ぜひ参考にしたい……ッ